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ジオ島本コリドー / Geo Shimamoto Corridor / 令和7年度おおさか環境にやさしい建築賞「住宅部門賞」受賞

2021 年〜2022 年3 月: 基本設計・実施設計監修

2024 年〜2025 年3 月: 現場監理監修

■地域の景観に寄与する木の屋根
計画地は丹波山系の丘陵地帯および淀川水系に近接し、豊かな自然環境に恵まれた新駅前宅地造成地の一画に位置する。駅から公園を経て背後の山へと連なる緑の環境都市軸となる緑道に面しており、周辺景観との連続性が高い場所である。本計画では、背景となる山の稜線を意識した折板状の木の屋根を主要アプローチに配置し、地域のファサードとしての役割を担わせた。この屋根は列車や駅プラットホームからも視認でき、動きのあるパースペクティブな景観を形成している。

■民間施設での木材利用の裾野を広げる取り組み
民間分譲集合住宅における大断面集成材やCLTなどのエンジニアードウッドの活用は、耐火性や耐久性、維持管理の観点から導入事例が少なく、依然として黎明期にある。本計画では、木材がもつ質感や温もりが入居者に十分な魅力として訴求できると考え、積極的な木材利用を行った。1期棟と2期棟をつなぐ「緑の小径」として木造屋根を架け、セキュリティエリア内外の回遊性の向上を担っている。

■建物のアイデンティティを高めるアプローチ空間として
プローチ空間には150mm厚の国産杉CLTパネルを採用し、天井面には赤味材を指定して製作した。T 型の鉄骨梁からCLT を吊り下げる構造とすることで、CLT の連続性を演出した。
木目の風合いや香り、経年による飴色への変化も楽しめるよう水性浸透保護剤塗布仕上げとすることで、建物のアイデンティティを高めている。

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